地方大学病院で働いているあらたです。
医学部受験や国家試験を習慣化の力で一発で乗り越えてきた経験を生かして有益な情報を提供していきます。
人間関係のトラブルや挑戦の失敗、自分に自信がもてないなど日常多くの悩みで苦しんでいませんか?
コロナ感染症(COVID-19)の緊急事態宣言を受けてこれからどうなっていくのか漠然とした不安につぶされそうな人もいるでしょう。
私もメンタルが強い方ではなく中学受験の時は緊張しすぎて試験前日に一睡も出来きず大失敗をしたほどです。
苦手な数学の試験で緊張してお腹を壊して10点をとったこともあります。
その後に身につけた考え方、習慣の力で医学部受験、医師国家試験をストレートで通過してきました。
そんな私の経験や考え方から、最も大切と思うものを紹介します。
世界的名著の「7つの習慣」の一番大切な部分を抜粋しながら、尊敬する西野亮廣さん、両学長の考えも紹介していきます。
上記の悩みがない方はすでに自信を持って自分の道を力強く歩んでいるということなので大丈夫です。
悩みや不安があって、そのせいで自信がなく思うように前に進めないという人だけ読んでください。
前半部分を#22として音声でも解説してます。
1.伝説的名著「7つの習慣」とは
世界4000万部の売り上げを誇り、最も有名といっても過言ではない伝説的ビジネス書です。
スティーブン・R・コヴィー博士が、過去200年間の成功に関する文献を研究し、長期に渡り成功するための原則を体系立てまとめたものです。
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第二次世界大戦より後のモチベーション、コミュニケーションなどの即効性ばかり追い求める風潮に警鐘をならしています。
戦前のビジネス書では人格形成を大切にしており、根本的である反面すぐに結果の出ない内容となっています。
7つの習慣では改めて人格形成の大切さについて解説してます。
あくまで豊かに成功していくことが目標であり、目先の成功のみにはフォーカスしてません。
その分、成果をすぐには感じにくく挫折する人も多いです。
本書の中でアリストテレスの言葉があります。
人格は繰り返し行うことの集大成である。それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。
アリストテレス
人格を磨き成功していくには習慣を継続していくことが大切ということです。
それゆえに本書の内容は
- 知っている
- 聞いたことがある
- 納得した
だけでは不十分で身体に染み込ませることが大切なのです。
7つの習慣は
- 1〜3の習慣で自分が成功する方法
- 4〜6でみんなで成功する方法
- 7さらに成功を繰り返すためにスキルアップしていくこと
という構成となっています。
すべてを完璧に実践するのはとても難しいです。
では、どこから取り組んでいけばいいのでしょうか。
とくに大切と思うのは、
前半の1〜3のうち、1の「主体的である」です。
理由はすべてのことの土台となる考えだからです。
この部分が足りていないと下記のようなことが起きます。
これらを解決するために大切なのが、1の「主体的である」の中で紹介されている「関心の輪、影響の輪」です。
2.関心の輪と影響の輪とは 新型コロナ感染症と絡めて
7つの習慣はすべてを実践するのは大変困難です。
一生のバイブルにするような本ですし、一生かけて取り組み、習慣化していくものだと思います。
成果がなかなか得られず挫折してしまうこともあるでしょう。
私も習慣化する前に、他の多くのビジネス書を読み漁ったり、軸がブレてしまった経験が多くあります。
そんな私が再度この本を読み直し、今までの人生経験を踏まえて、
自信の持てない日本人の方に、今一番大事で、最も即効性があるのが「関心の輪、影響の輪」という考え方です。
私たちには日々多くの悩みがあります。
それを、ただ悩むのでなく、関心の輪と影響の輪に分けて考えることが大切です。
関心の輪というのは、自分が興味のある範囲、悩みのタネと言い換えてもいいです。
新型コロナ感染症を例にとってみましょう。
緊急事態宣言もあり、この先、不安だ、いつ収束していくのか。
ということは多くの人の悩みであり、関心ごとだと思います。
では、私たちが不安になることで新型コロナウィルス感染症が収束し、緊急事態宣言が終わるでしょうか。
私たちが直接的に完全にコントロールすることはできないですよね。
これが関心の輪の中にあって、影響の輪の外の範囲のことです。
では影響の輪とはなんでしょう。
新型コロナウィルス感染症でいえば
- 3密などの感染リスクを避ける
- 手洗いうがいを徹底する
- 友人や家族、知り合いに上記の徹底を呼びかける
- わかりやすい言葉で上記を情報発信していく
- 国や影響力発言力のある人に嘆願書や意見書を送る
- TVのワイドショーは不安を煽る情報が多いので見ない
- 厚生労働省HPなどの適切な情報を自ら集める
- 応援したい飲食店に行けなくてもクラウドファウンディングなどで支援する
- ZOOMやLINE通話での飲み会、宴会を楽しむ
などの具体的な行動のことです。
これらは自分が、今この瞬間から直接コントロールして実践できることです。
大切なことは、これらをやったからといって、必ずのぞむ結果がでるとは限らないということです。
ユダヤの格言にこのようなものがあります。
馬を水辺まで連れて行くことはできるが、飲ませることはできない
You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.
これはイギリスの諺としても有名です。
馬にとって水分補給が大切なことは言うまでもありませんね。
飼い主としてはきちんと定期的に水分補給してほしいものです。
しかし、もし、その馬がどうしても水が飲みたくないという気分、あるいは食事から水分を十二分にとっていて飲めない場合はどうでしょう。
無理矢理に飲ませることは難しいですし、強い後ろ足で蹴り飛ばされてしまうかもしれません。
馬は生き物なので、私たちにできることはあくまで環境をととのえ、提案し、促すことだけなのです。
これは子供に勉強をしてほしいと思ったときによく使われる諺です。
人間関係だけでなくすべての挑戦に関しても同じです。
人事を尽くして天命を待つという言葉もありますね。
「死ぬ気で努力する」ということができる人は着実に成功へ近づいていくと思うのですが、
努力に集中するためにも根本的には「関心の輪、影響の輪」の習慣が必要とおもいます。
公私共に1つずつ例を出します。
3.毎朝ラジオで配信します。一緒に習慣化しましょう。
悩みを関心の輪、影響の輪にわけるということがどういうことかなんとなくわかったと思います。
しかし
- 知っている
- 聞き飽きた
ではまだまだ足りません!
- 実際に日中の何%実践できてますか?
- 思考のクセになっていますか?
私もまだまだ身についてるとは言えないです‥
昨日も大学の教授に提出した書類に誤字があり、それを指摘され、冷や汗が止まらず半日仕事のパフォーマンスが落ちてしまいました。
すでに出してしまった書類をどんなに後悔して自分を責めても覆水盆に返らずですよね。
私も毎日少しずつ訓練していきたいと思っています。
しかし習慣化したいと思う未来はあくまで関心の輪‥
そんな自分をかえるために影響の輪として実践できることはなにか考えて決めました。
あなたのあらたな一歩を全力で応援しています!
4.キングコングの西野さんの困難との向き合い方
自分ができることに集中することが大切ということを説明しました。
私の尊敬する西野亮廣さんがLIVEで話していた内容がまさに「主体性」の実践だったのでご紹介します。
圧倒的な主人公感のあるキングコング西野亮廣さん。
コロナの影響でトークショーのある映画も前売りが中止となりました。
そんな問題の中でも、前向きさを忘れない西野さんの流儀が垣間見れるLIVE配信です。
17:20〜の数分の発言を抜粋します。
「コロナ禍の会議で(今後どうしようって話になると)第一希望がすべてつぶされてため息つく人もいる。それは伝染してしまう。でも神の力のようなあらがいようのないことが来るとスイッチ入って燃える。クイズでも出されている感覚でその問題を解きたくなる。」
「きてしまったことはしょうがない。じゃあそこからどうやってみんなを救ってやろうと。」
ここではあげられないほどの具体的な一歩が溢れ出しています。
「コロナ禍だからこそ生まれた新たな取り組みたち」とむしろポジティブにとらえる発言もあります。
※もちろん感染症は早くなくなる方がいいし、そのことを願っているということはおっしゃってます。
5.両学長の伝える「原因自分論」自分を責めることではない
もう一人私の尊敬するリベラルアーツ大学の両学長も本質的には同じ内容を取り上げていたので紹介します。
それは「原因自分論」です。
原因自分論というと、言葉の雰囲気から「どんなわるいことが起きても自分のせいだと諦めて我慢しろ」ってこと?と勘違いする方もいるかもしれません。
私もそうでした。
しかし、原因自分論は自分を責めることとは違います。
すべては自分が原因となっており、逆にいうと主体的に自分ですべてを選んでいくことで
結果を変えられるという、誰かの背中を押す言葉なのです。
我慢することや諦めることではないです。
「できることだけをやっていこう」という姿勢です。
それが、「7つの習慣」の1の習慣の「主体的である」ということとリンクしています。
それをさらに因数分解すると「影響の輪に集中しろ」ということになります。
関連する動画で私のおすすめも紹介します。
主体的に生きるということは、過去に囚われないということでもあります。
「嫌われる勇気」で有名なアドラーのトラウマなんてない。というメッセージにも似ていますね。
6.概要を掴むのにオススメな動画(中田敦彦・サラタメ)
いろいろなビジネス書の根本、基礎、土台となっている「7つの習慣」。
それも当たり前です。
実は7つめの習慣「刃を砥ぐ」というものが、いわいる世間一般のスキルアップやテクニック向上のための具体的な内容だからです。
つまり、数多くのビジネス書、自己啓発本の基礎、マインドの部分が本書なのです。
一般人でありながらブラック企業からの転職を成功させYouTuberとなり40万人以上の登録者数を誇るサラタメさんも
「ぶっちゃけこの一冊でOKのking of 自己啓発」と評価しています。
サラタメさんは本要約YouTuberの先駆けで今では書店でサラタメさんの紹介した書籍のブースができるくらいです。
「7つの習慣」も14分でご自身のサラリーマンとしての経験も踏まえて解説しています。
大変わかりやすい解説ではあるのですが、14分で著者の考えを身体に落とし込むのは難しいです。
すぐに原著を読んでもいいのですが、その前にYouTube大学で有名な中田敦彦さんの解説をみるのもいいでしょう。
正直、本を実際に読むほどのボリュームがあります。
学生の時に出会って、人生が変わった本の一つですが、私は漫画から入りました。
日本で企業や個人に対して「7つの習慣の実践プログラム」を提供しているフランクリン・コヴィー・ジャパンが提供している漫画です。
1巻目だけでかなりのボリュームと気づきとなるので騙されたと思って読んでみてください。
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できれば原著にもふれてほしいです。
しかし、1の主体的であるのうち、「影響の輪に集中する」が身についてからをおすすめします。
理由は、本の書き方が例え話で大変面白く、わかりやすいので、ついついさらさらと読み進め、納得できる内容だからです。
あまりに感心してそれだけで満足してしまう素晴らしい本でありながら、そのボリュームの多さからどうやって日常生活に落とし込んでいいかわからないまま本棚にしまわれるケースがあります(私です。)
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7つの習慣のうち1つめの習慣「主体的である」のKEYとなる「影響の輪に集中する」について解説しました。
- 自信を持って前に進める自分
- 他人の指摘に謙虚に耳を傾けながらも軸がブレない自分
- たとえ失敗しても落ち込みすぎずまた立ち上がれる自分
- どんな困難に直面しても一歩ずつ進んでいける自分
- 自己肯定感がきちんと一定で落ち着いている自分
そんな明るい自分に向けて一歩でも踏み出していきましょう。
私もまだまだ一歩踏み出したばかりです。
一緒に頑張っていきましょう。
私はあなたのあらたな一歩を全力で応援します。
目次の3でも紹介しましたが、
- 毎朝平日7〜8時頃 5分
- 関心の輪、影響の輪を実践する朝LIVEをおこないます。
- アーカイブは溜まりすぎないようにけしていきますのでぜひフォローして一緒にがんばりましょう。
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Dr.あらた (@Dr_Arata_)
(あくまで初めに患者さんに説明する内容を主にしてますので具体的な数字や出典の論文などは省いています。現役の先生方には物足りない内容かもしれません。また個別の医療相談につきましては診察を行っていませんので具体的な指導は避けます。要望の多い内容は記事にさせていただきます。)
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