地方大学病院で働いているあらたです。
週1回健康診断や生活指導をしている経験を生かして有益な情報を提供していきます。
7つの習慣は、学生の時に出会って、人生が変わった本の一つですが、私はまんがから入りました。
日本で企業や個人に対して「7つの習慣の実践プログラム」を提供しているフランクリン・コヴィー・ジャパンが監修しているまんがです。
1巻目だけでかなりのボリュームと気づきとなるので騙されたと思って読んでみてください。
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7つの習慣の前に意識すること(インサイドアウト)
亡くなった父のバーを復活させる為、上京してバーテンダーの修行を積めるお店を探す主人公。
複数件に断られるなか、偶然みつけたのが、バー「セブン」だ。働き始めて、間もなくして主人公はいわゆる感じの悪いお客さんと出会う。 店にきた会社員は座るなり、ぶっきらぼうにお酒を注文。徐々にイラつく主人公。対応を見かねたマスターが接客の交代を伝える。 途端に笑顔が見られたお客の様子にますます、イラつく主人公。 店じまい中に漏らした言葉にマスターはたしなめる。
補足してくれたのは、レストラン経営者だ。 彼は諭していく。主人公はお客の態度を一方的に責めて、自分のコミュニケーションの低さに目をつむっているのではないかと。
登場人物: ①主人公 中田 歩
②マスター 正木 零司
③レストラン経営者 八神 貴臣
④会社員 一条 悟
第1の習慣 主体的である
バー「セブン」で働き始めた主人公。ある日、八神がふらっと立ち寄る。カクテル作りの指導をマスターにお願いしたと話す、主人公にひと言。 「それだけ?」
言葉の意味が分からない主人公。少しして、マスターと八神の会話にショックを受ける。 それは、将来に期待できないと言うやりとりだ。
数時間後、一条(会社員)が部下を連れて来店。 八神は一条と部下のそれぞれと会話をする中で部下の言動をたしなめることなく、気づきとなる問いかけを繰り返す。 「与えられた環境でどう振る舞うか」 「どんな些細なことでも自分で選ぶ」 2人が退店してあと、主人公は八神にたち聞きしてしまったことを質問する。
そこにマスターも、加わり、話が展開される。
主体的であること、そして、自分が実際にコントロールできる影響の輪についての話だ。
登場人物: ①主人公 中田 歩 ②マスター 正木 零司 ③レストラン経営者 八神 貴臣 ④会社員 一条 悟
⑤部下 三村 育也
⑥お客 二宮 早起子
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
悪夢から目覚める1人の女性。彼女は昨日、高校時代の友達2人女子会を楽しんだ事が原因だと頭を抱えていた。代わり映えのない生活。家と仕事の往復。そんな日々に疑問を感じていた時の再会。1人は専業主婦、もう1人は夢を叶える為に脱サラした夫と地方でペンションを開く夢を聞く。
私の夢は何だっけ…心に穴が開くようだった。偶然にも、そのタイミングで恋人から結婚を前提にした同居の提案にたじろぐ彼女。 そんな折に寄った、バー「セブン」で主人公と話をしながら、横目に見える男性陣と若い女子の3人グループ。どちらも楽しそうだとぼやく。 その最中、女子グループの1人がグラスを落としたことから、話は急展開。気遣いのある対応を見せた主人公を褒める彼女。
マスターからの教えを話す。 「スマートかどうかを考える必要はないよ。」 「対応に迷ったら、お客さんを笑顔にする方法を選べばいい。」 これが、マスターがバーを開いた目的であり、原則だと。何かに迷ったら、原則にら立ち返る。
帰り道、彼女は考えていた。自分の原点。 そして、思い出した夢。心はすっかり晴れていた。
登場人物: ①OL 二宮 早起子 ②主人公 中田 歩 ③マスター 正木 零司 ④レストラン経営者 八神 貴臣 ⑤会社員 一条 悟
第3の習慣 最優先事項を優先する
今回の主人公はタイムマネジメントが社会人の基本が信念の三村くん。彼にとって、上司が取引先とする雑談(種まき)は完全に無駄だ。
そんなある日、元先輩とダブルデートをすることから、話が進んでいく。 始めは八神さんのレストランでのエピソード。予約時間を超過しても、予約席のままにしていることに無駄を感じる三村くん。場所を変えて、バー「セブン」で、偶然にも八神さんと会えたことで、疑問を投げかけた。なぜ、時間を守らないお客さんの為に待つのか。理由を聞いても今一、納得しない三村くんに元先輩の上原さんが、時間の管理とは、そもそもの時間の概念。今の状態は逆に時間に縛られているのと同じではないかと諭していく。
以前、八神さんに言われたことをフッと思いだし、何かに気づく三村くん。その後に現れた上司(一条さん)への態度が変わっていく。
それは明らかに”緊急ではないが、重要なこと”人生を豊かにする為に必要なことに気づいた姿だった。
登場人物: 会社員 三村 育也 、会社員 一条 悟 (三村君の上司) 、 マスター 正木 零司 レストラン経営者 八神 貴臣
第4の習慣 win-winを考える
主人公の歩は仕事を掛け持ち。日中は蕎麦屋で働いている。お客さんにより快適に過ごしてもらえるようにしたい一心で、店内の環境整備をした工夫。結果的にお店の売り上げアップに貢献したエピソード。
また、バー「セブン」でも、全く別の気づき、学びを経験する。それは、来店していた大学院生との一コマだ。彼は怪我をした実父に家業の和菓子屋を継ぐよう説得するされるが、自分が望む理想像とはかけ離れていた。彼は学んだ経営学を存分に活用し、大成することを夢見ていたのだ。
そんな時、主人公とのやりとりで、実家を継きながら自身の理想とのすり合わせを行い新たな夢をに向かい進む。 同じくして、主人公は公的成功について学んでいた。
登場人物: 大学院生 四倉 朋彦
主人公 中田 歩、マスター 正木 零司 、レストラン経営者 八神 貴臣 、OL 二宮 早起子
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
マスターと八神さんから『共感力による傾聴』について教えてもらった主人公の歩。具体的にどうすれば良いのか考えていた。 そんな時に迷子で来店した幼い女の子。 歩は親の情報を引き出そうと四苦八苦するが、全く無反応。そこに、今度は女子高校生2人が来店する。マスターはジュースを提供し、早めに退店してもらうことを伝える。 気付けば女子高校生の2人は女の子と気さくに会話を楽しんでいた。とても驚く歩。
そこでマスターから、自分から心を開き『深く聞く』ことの大切さを教えてもらう。
登場人物: 幼女 五十嵐 心愛(ここあ)
高校生 ①六本木 佑香 ②六車 さとみ
主人公 中田 歩 、マスター 正木 零司 、レストラン経営者 八神 貴臣 、OL 二宮 早起子
第6の習慣 シナジーを創り出す
フリーの作曲家 六波羅は焦っていた。 打ち合わせ中、偶然にもCM制作会社員が実は自身が作成した曲に対し否定的な意見を出していたからだ。
彼は立ち寄ったバー「セブン」で女子高校生が八神さんや三村くんと進路について、意気揚々と話す姿に苛立ちを覚え、つい口を挟んでしまう。 一触即発にハラハラする歩。
彼等が退店後、マスターや八神さんから、違うもの同士だからぶつかること。しかし、そこでコミュニケーションを諦めるのではなく、より理解し合うことの大切さを教えてもらう。 後日、バー「セブン」で、六波羅は女子高校生2人と偶然に再開。歩の機転で六波羅と女子高生の距離はグッと縮まる。
素直に聞こうとする女子高校生から忘れていた感覚と仕事に直結する意見を彼が素直に受け止めたからだ。 ここから、違うもの同士が相乗効果を発揮していく。
登場人物: フリーの作曲家 六波羅 信
会社員 三村 育也 、高校生 ①六本木 佑香 ②六車 さとみ 、レストラン経営者 八神 貴臣 、主人公 中田 歩 、OL 二宮 早起子
第7の習慣 刃を研ぐ
新年を迎え、仕事始めの歩。今年の目標をたてるが、今いち納得できるものに至らない。そこへ新たなお客さんが、来店する。
その中の1人は自分磨きに余念がなく、多趣味だ。意気揚々と語る彼女へ歩がひと言。「すごい。そんなにがんばって疲れちゃいませんか?」 元カレや実母とのやり取りが頭をよぎった。 数日後、改めて来店した彼女は八神が話だした『成功とは?』に始まり、人間は見栄を張ってしまう生き物であること、大切なのは1日1歩でも前に進むこと、日々、自分は中から変わる用意があるか、それがすごく大切だということを知った。
後日、同僚から週末の過ごし方に声をかけられた彼女。出した言葉は、「ゆっくり過ごす」だった。改めて、自分と向き合うことにした姿がそこにはあった。
登場人物: アラフォーOL 七尾 勝恵
主人公 中田 歩 マスター 正木 零司 、レストラン経営者 八神 貴臣 、一条 悟 、 OL 二宮 早起子 、フリーの作曲家 六波羅 信
いかがでしたでしょうか。
ぜひ読んでみてくださいね
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Dr.あらた (@Dr_Arata_)
(あくまで初めに患者さんに説明する内容を主にしてますので具体的な数字や出典の論文などは省いています。現役の先生方には物足りない内容かもしれません。また個別の医療相談につきましては診察を行っていませんので具体的な指導は避けます。要望の多い内容は記事にさせていただきます。)
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